曳家工事完了

2021/03/17(水) 家づくりのこと

曳家工事完了しました!!

条件の良くない冬から春にかけての工事となり、自然の驚異にもさらされ気が気でない日も続きましたが、曳家工事も完了となりました。なかなかお目にかかる機会もないと思うので、一連の流れを簡単に紹介します。

①工事前の状況です↓

②まずは床を解体します↓

③小さな型枠が見えるのは、やぐらを組むための仮基礎工事です↓

④やぐらを組んで鉄骨を渡し、徐々に持ち上げていきます↓

⑤ジャッキアップコントロール。徐々に持ち上げ、最終的には≒2mの高さまで。上げる下げるの指示はすべてここで行います↓

 

⑥旧基礎を解体し、基礎工事に入りました。2mは内部で重機作業を行うための必要な高さです↓

⑦新しいベタ基礎の配筋です。これからコンクリートを流し込むところです。↓

⑧ベタ基礎が完成しました↓

⑨大工さんによる土台伏せ工事が完了しています。既存の柱と土台を連結するための柱の仕口を加工するため、やぐらの高さが低くなりました。↓

⑩大工さんが、柱一本一本に仕口を作っているところです↓

⑪曳家工事最終段階です。仕口をほぞ穴に向かわせ順番におろす作業は、とても大きな音(ゴゴゴという木の軋む音)がします。安全確認と掛け声などの連携プレーが重要になる作業ですね↓

⑫曳家工事完了しました。この後は大工工事が本格化します。安全に作業していただいた曳家工事業者様、ありがとうございました!

いかがでしたか?

今回行った曳家工事は住宅を持ち上げて基礎を新しくし、また同じ場所におろすという工事でした。どんなに古い建物でも先代から受け継いだ思い入れの深い建物は、柱一本梁一本に愛着があるものです。大切に扱わなければなりませんね!曳家工事は終わりましたが、まだまだ工程は盛りだくさんです。引き続き気を引き締めて安全第一で工事を行っていきます。